酒ねこの何気ない日常

こころに移りゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてみる。平日ほぼ毎日更新(予定)。土日は気が向いたら更新。

瞑想は割と習慣化できてきた

先週から帯状疱疹の薬を飲んでいるので、週末はゴロゴロして過ごしました。症状はだいぶ落ち着いては来たけど、まだ多少痛みは残っているので、今週はストレスをなるべく溜めない、うまく発散する、よく眠る、というのを心がけたいな、と思う。

 

読書も割と体力を使うのであまり進まず。こういうときは村上春樹の旅行記を読もうと、辺境・近境を久しぶりに再読してみた。予想通り、文章をサクサク読めて心地よい。体調が悪いときにも読める文章って名文だよな、と改めて思う。村上春樹と言えば、読者からの大量の質問を受け付けて回答する、という事を過去に数回やっているんだけど、直近回がずいぶん前に電子書籍化された。ただ、文章量が半端なく多く、昼休みとか夜とかにコツコツと読んでいるんだけど、全然終わらず現在ようやく36%というところ。毎日1%くらいは読みたいなとは思ってるんだけど、文章量が多すぎて1%すら読めない体たらく。まぁ、読み終わるのが目的では無くて、楽しむのが目的なので、あんまりノルマ化せずにゆっくりと読み進めたいな、とも思ってるけどね。

 

あと、力が抜けたドラマでも見たいなと思って、Amazonビデオのラインナップを眺めていたら、勇者ヨシヒコのシリーズを見つける。割と脱力系ドラマという話だったので早速1話見てみたんだけど、想像以上の低予算&脱力展開で、個人的には非常に楽しめた。続きもコツコツと見て行きたいなと思った。Amazonビデオと言えば、ラインナップが半端なく増えている。「見たいな」と思っていた映画やドラマ、アニメも割とたくさんあったりして、なんでこんなに充実出来るんだろうか?と首をかしげるばかり。視聴者としては良い時代になったと思うんだけど、著作権者にとっては悪い時代になった気もするね。

 

ゲームはペルソナ5クリア後に止まっていたレギンレイヴをクリアしようとコツコツ進行中。進行度がついに90%達成。今、このゲームを遊んでいる人って日本でもそんなにたくさんいないと思うんだけど、未だに非常に楽しんでる。個人的には続編(リメイクでも可)を出して欲しいな、と切に願う。

 

難易度的にはハーデスト数面とインフェルノが残ってる状況で立ち回りでなんとか出来る面もあるけど、武器が強い方が楽にはなるので結晶稼ぎ中心で武器を作りつつ、稼ぎに飽きたら面をクリアするという流れで遊んでいる。そろそろ武器ツリーも終盤になり、最強武器が作れそうな感じになってきた。ただ、必要な結晶数も半端ないので、軽く試算しただけでも「どれだけ稼げば良いのよ」と軽く頭がクラクラする。今年いっぱいは楽しめそうなボリュームはあるね。まぁ、飽きない程度にコツコツと遊んでいきたい。


という感じで、軽い読書、Amazonビデオ、ゲーム、録画した映像(世界猫歩きなど)を見ていたら週末は終了。体調が悪い割には割と充実していたような気がするし、まぁいつもの週末だといえばいつもの週末でした。

 

辺境・近境 (新潮文庫)

辺境・近境 (新潮文庫)

 

 

当面はユルユル生活で

昨日も「日々の記録(ログ)」は書いたんだけど、アップできなかった。文章は書いたんだけど、推敲してアップする時間が無かったというのが理由。帯状疱疹の薬飲んでる影響で、頭がボーッとしてるのであまり色んな事をガリガリ進められないんだよね。ま、薬は今週で飲み終わるので、来週からホンキダス、という事で。


読みたい本がたくさんあるのが良いことなのだが、読む時間が取れないというジレンマに陥ってる。前述の薬の影響もあるんだけど、睡眠時間をたくさん取ろうと思って早く寝ているのが読書時間が取れない一番の理由かな、と思ってる。ま、これも来週には解消するでしょう(たぶん)。

 

ただ、未読本が溜まっているのに、気がつくと本を買ってしまうのがオイラクオリティ。9月頃、本をたくさん読む習慣が付いていたので、「これくらいなら読めるでしょ」と思って無意識に本を注文しちゃうんだよね。まぁ、流石に溜まりすぎたので、しばらくは本を買うのをペンディングにする予定。

 

さて、今読んでいる本は「史上最強の哲学入門(東洋の鉄人たち)」。前作の西洋編が面白かったので、東洋編も購入した次第。バキ*1×哲学という、禁断のコラボ本なのですが、哲学とバキとの相性は抜群だというのを再認識。まぁ、前著の冒頭部分のインパクトには負けるけど、今作も東洋哲学についてうまく解説してあって、冒頭数十ページしか読んでないけど、本当に良本だな、と感じた。楽しみながら読み進めたい。

 

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)
 

 

慢性的な体調不良からの脱却する方法、については色々と考えてはいるんだけど、要は「人生何をすべきか」というのをきちんと捉えてないのが原因なんだろうな、ということに行き着いた。やるべき事が見つからないので体調不良になっているというか。

 

オイラは割と頭の回転が良い方なので、現在の環境に順応するのは得意。ただ、順応ばかりしていると自分の中の確固たる軸が出来ないのも事実。まぁ、何歳になっても今この瞬間が一番若いわけなので、これからの人生で何をすべきか、というのはきちんと考えて行きたいなと思う。自分の中に軸が出来れば、体調も自然と回復してくる気がする。

 

...とはいっても、自分探しをやりたいという話では無くて、「オイラが人生から求められているのは何か」を考えたい、という事なんだよね。これは有名な「夜と霧」の一節なのですが。まぁ、色々と模索してみようと思ってるし、模索過程はここに可能な限り書き記していきたい。

 

あと、瞑想(今風に言うとマインドフルネス)も大切だと思ってるので、こちらも毎日の習慣にしてメンタル面から自分の軸をきちんと構築していきたいな、と思う。瞑想については色んな本を読みすぎてメソッドがうまく構築できてないのも事実なので、一つの本を中心に実践するという方向性にしたい。ちなみに瞑想も3日連続で出来ているけど、瞑想ができると色んな事が捗るという実感はあるので、きちんと継続していきたいな、と思う。



*1:言わずと知れた格闘漫画の金字塔的作品ね

体調不良から少しずつ脱却する作戦を模索する

 

当該ブログですが、最近、ほぼ月1更新になってます。先月読んだ本の感想のみ書いているというか。もちろん、毎月読んだ本について記録するのも有りなんだけど、日々のログもきちんと記録しておこうと思ったので、日々の記録を今日から再開してみる。

 

日々のログを書いて公開する意味としては

・日々の出来事は後で読み直すと結構面白い

・ただ、日々の出来事の記憶は割と簡単に霧散してしまうので記録しておきたい

・一方、オイラは定期的に体の調子が悪くなる

・ログを眺めていると、体調不良になる原因が割と掴みやすい

・あと、どうせログ書くなら公開にした方が緊張感があって面白い

と言うことがある。

 

あと、先日、また帯状疱疹(気味)になってしまったので、なんで帯状疱疹になったのか、を客観的に把握したいのと、今後体調を復帰するにはどんな方向性があるのかを模索したい、という気分もある。まぁ、以前のように文章が書けるかどうか分かりませんが、出来る範囲で更新していこうかなと思う。

 

最近面白かった事は、ペルソナ5(ゲーム)かな。クリアまで90時間くらいかかりましたが、自分が自由になる時間はだいたいこれに費やしていました。ペルソナ4が面白すぎて2周遊んでしまい、5も面白いんだろうなと思って買ったのですが、序盤こそはあれれ?とか思ったけど、後半になるにつれ面白さが加速していき、最後まで一気に遊んでしまいました。ストーリーが現代社会の縮図になってるし、SNSもゲームに密接に絡んでくるので、色んな意味で「今遊ぶべきゲーム」だなぁ、と思った。時間はかかるけど、色んな人に遊んでもらいたいなと思った。詳しい感想は明日以降書くかも。

 

あ、ゲームを根を詰めてやりすぎたのが体調不良の一因か、とちょっと思った。あと、一気にクリアしてしまったのでペルソナロスになってしまったのもあるかも。ともあれ、あまりガリガリとゲームはやらずに、とはいえ何か楽しいことは継続してやるのがありかな、とちょっと思ったのでメモ。

 

まぁ、何にせよここ数年の慢性的な体調不良はそろそろなんとかしないとだめだろ、と(ようやく)思ったので、日々出来る事を重ねつつ体調不良回復を模索していきたいなと思う。まずは瞑想を習慣化して、体調復活の足がかりを作りたいな、と思ってるけど果たしてどうなることやら。

 

ペルソナ5 - PS4

ペルソナ5 - PS4

 

 



2016年7月に読んだ本をレビューする

7月に読んだ本は3冊でした。大量の漫画の再読やらペルソナ4(ゲーム)を遊びすぎて読書は進まなかった印象。ペルソナ4は無事に2周クリア(+プラチナゲット)したので、8月はたくさん本を読みたいな、と思っています。さて、読んだ本は例によって面白い順に並べてみます。漫画は読んだ順番に並べてますが、どれも非常に面白かったです。

 

 ・史上最強の哲学入門

 ・ジブリの仲間たち

 ・WHYから始めよ

 

 ・うしおととら(頭から全部)

 ・ジョジョリオン(頭から最新刊まで)

 ・ハイスコアガール(頭から最新刊まで)

 

 

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

 

 

史上最強の哲学入門は、哲学の一般知識を身につけたいとAmazonで検索したら一番上に出てきた本を評判が良さそうなので買ってみたんだけど、冒頭の文章を読んだら爆笑。哲学×バキ*1というまさかの構成。バキの最強選手登場シーンを哲学者に当てはめるとか、どういう発想だよ!それがものすごく面白いから困る。

 

本の内容も序文同様にイロモノかと思いきや、内容は一般人が読んでもわかりやすい内容に仕立ててあり、全体の構成も「真理」「国家」「神」「存在」という4つのテーマに分類し、各テーマ毎に紀元前から現代まで哲学者を並べて説明するという構成で非常にうまいし、流れがわかりやすい。哲学の入門書としては、これ以上の本は無いんじゃ無いかな、と思ったりもした。哲学に興味があるけど、体系的に勉強してみたいと言う人には超オススメ。同本は西洋中心ですが、東洋版もある模様。ただ、現時点ではまだ文庫化されていないので、文庫化されたら即買おうと思ってる。

 

 

ジブリの仲間たち (新潮新書)

ジブリの仲間たち (新潮新書)

 

 

ジブリの仲間たち、はジブリ映画が何故ヒットしたのか、という手法を事細かに記した本。宣伝費を大量に使って、様々なメディアに映画情報を大量に露出すれば宣伝費に応じてヒットしますよ、と簡単に書いてある。ただ、よくよく読むと作品毎、時代毎に宣伝手法を切り替えたり、泥臭い事もたくさんやっており、この人のまねをするのは相当大変だし、同じようにやっても簡単にヒットする映画を作り出せるわけもないな、と思った。時代の流れをうまく見極めて、その波にうまく乗っているな、と感じた。流れを掴むのも、流れを乗りこなすのも大きな才能だよな、とも思う。もちろん、映画本体が良くないとどれだけ宣伝してもダメという側面もあるので、宮崎・高畑という両天才がいてこその大ヒットだとも思う。

 

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

 

 WHYから始めよ、は有名なTED(Technology Entertainment Design)動画を本にしたもの。WHY(なぜ)を企業理念に入れている企業は強いが、時代と共にWHYが薄れると企業が衰退していく、という感じの内容。TED動画見てから本を読んだんだけど、話の骨子自体はTED動画を見れば掴めるので、わざわざ本を読む必要は無いかな、というのが読了後の正直な感想。内容は面白いけど、動画ほどのインパクトは無いというか。興味のある方はまずは動画からどうぞ。

 

 

 うしおととらは、最近アニメ化されたのを全部見たんだけど、最終回を見終わった後に、どうにもこうにも食い足りない感が残ったので、原作を全部読み直した次第。アニメは全体の尺の影響で、原作に存在した色んな登場人物を切り捨てているんだけど、この切り捨てられた登場人物達こそが、うしおととらという物語には必要不可欠なんだな、と漫画を読み直して思ったりした。もし、もう一回アニメ化する事があるのならば、全てのエピソードを加えて作って欲しいな、と思った。まぁ、そんな奇跡は起こらないとは思うけれども。

 

 

 

ジョジョリオンは、最新刊が出たので読んだんだけど、話の内容が頭に入ってこなかった*2ので、既刊を全巻頭から読み直したんだけど、なんと豊潤な物語なんだと、感心しきり。再読が終わって、これまでオイラは一体何を読んでいたのか、と愕然するくらい面白かった。

 

もちろん、物語を途中まで読んでいるので物語に入りやすい面はあるし、状況がかなり分かっているので色んな伏線を理解しやすいという側面もある。ただ、最初に読んだ時は作者が書こうとしていた物語を全然理解出来てなかったな、と反省しきり。あと、最新刊の展開も非常に熱くて面白かった。続きも早く読みたい。

 

最近は、大量に流れてくる情報を処理するために色んな事を早く対処するクセが付いてしまい、物語もサクサクと読んでしまっているという事実に気がついた。物語を深く楽しむには、もっとスローダウンすることが必要だな、とそんなことも思った。

 

 

 

ハイスコアガールは古き良きゲームセンターを舞台にしたラブコメ。というか、ラブコメと知らずに読み始めて、途中で物語のテーマに気がつくとか、どんだけぼんやりしてるんだ、という感じ。物語の主人公と同じくらいの鈍感さというか。ともあれ、スト2*3の時代のゲーセンが疑似体験出来て面白いし、妙に懐かしいなぁ、と思ったりした。

 

あの頃のゲーセンは本当にびっくり箱というか宝箱というか、行く度に新しいゲームがあるというワクワク感があったな、と懐かしく思い出す。あれと同じワクワク感ってあの時代でしか味わえないよな、と思ったりもするので、良い時代を過ごすことが出来たな、と改めて思ったりした。

 

ところで、ハイスコアガールKindleで読み始めたけど、最新刊まで一気買いしてしまいました。読みたい作品が読みたいときに読めるので、本当にKindleってありがたいな、と思う。反面、ものすごい勢いでお金が吸い取られるので恐ろしい仕組みでもあるけどw ともあれ、こんな面白い物語を訴訟で2年間も止めていたという事実に腹立たしさを覚えつつも、訴訟でニュースにならなかったら多分、この物語は読んで無かったなとも思う。そういう面では世の中って良い面もあれば悪い面もあるよな、と思ったりもする。まさに禍福はあざなえる縄のごとし。

 

ともあれ、この物語も必要以上にダラダラ伸ばさずに、卒業と同時にメインストーリーの幕を閉じて、最後後日談をちょっとくらい語る、くらいのバランスしてもらえると嬉しいなぁ、と勝手に思ったりもした。この物語には全力さが似合うので、引き延ばしは似合わない気がする。ともあれ、格闘ゲーム全盛時代*4にゲーセンに入り浸った経験がある人には無条件でオススメします。というか、それ以外の人は読んでも面白く無いかも知れません(笑)

 

という感じで、7月はゲームと漫画三昧という感じでした。

 

8月はKindleの黒船サービス(定額読み放題)が始まりましたね。とりあえずざっくりと眺めてみたけど、思った以上に雑誌類も豊富でこれ、雑誌がますます売れなくなるんじゃ無いかな、出版社大丈夫かな、と余計な心配をしてしまう。小説・漫画は探せば宝が埋まっている程度のラインナップで、ビジネス書・啓発本は割と古典や最新作もあるので、比較的宝が多いイメージかな。

 

そういえば、オイラが超絶にオススメしている漫画、Landreaallも当該サービスの対象となっており、1巻だけじゃなくて26巻(現在は27巻まで刊行中)まで読めるので、未読の方は是非この機会に読んでみてください!とりあえず、3巻までで一度物語は閉じているので、1-3巻まで読んでみるのをオススメします。おがきさん(作者)にたくさんの印税が降り注ぎますように!

 

Landreaall: 1 (ZERO-SUMコミックス)

Landreaall: 1 (ZERO-SUMコミックス)

 

 


ともあれ、こういう定額サービスが広がると、お金を捻出すると言うよりも、時間を捻出する、という事の方が大切になってくるな、とそんなことを思ったりした。昔に比べるとびっくりするくらいに良い時代になったな、と思う。今の定額サービス(動画、音楽、本)に加えてゲームの定額サービスが出てきたら寝る時間無くなるな、と余計な心配をしてしまう今日この頃でありました。

*1:バキは格闘漫画ですね。

*2:要は既刊の話を断片的に忘れていた

*3:格闘ゲームの金字塔。ストリートファイター2の事ね。

*4:スト2とかヴァンパイアとか餓狼伝説とか

2016年6月に読んだ本をレビューする

 

6月に読んだ本も5月に引き続き3冊でした。6月下旬から謎の体調不良に襲われているのに加えて、ペルソナ4というゲームに猛烈にはまってしまったのが、思ったより本が読めなかった要因ですね。まぁ、読んだ本3冊はどれも面白かったですので、サクサクとレビューしてみます。

 

 ・なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 ・相手を変える習慣力

 ・謎のアジア納豆―そして帰ってきた日本納豆

 

 

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

  スピードは最強の武器である、は仕事術としては非常にシンプルで、「ある仕事をやる際に、納期の2割時間で全力で仕事をして、そこでプロトタイプが出来ないようなら、納期を延長。プロトタイプが出来たら、残り8割の時間でゆっくりと仕上げる」という内容。なぜ、この方法が効果的なのかが丁寧に1冊の本に書いてある、という感じ。(もちろん、これだけの内容ではないですが)

 

オイラも「1.納期のかなり前倒しで仕事をほぼ完成させる。2.納期数日前にチェックする。」というメソッドを使っている。この方法を使うと、仕事は前倒しで出来るし、チェックを後日にすると良い感じで内容を忘れていて第三者視点でチェックできる。自分のペースで仕事が出来ることに加えて、客観性がある良い資料が出来たりもするので、この本に書いてあるメソッドには結構賛同できる。

 

あと、「仕事の報酬は仕事」という側面もあり、良い仕事をやる人にはドンドン仕事が回ってくるという世の中の摂理がある。この流れをうまく乗りこなす、という意味でも仕事の進め方に濃淡を付ける、というのは大切な方法だと思う。常に全力疾走だとドンドン仕事が回ってきて疲弊しちゃうし、常に遊んでいるとそれはそれでつまらない人生が待っているからね。

 

相手を変える習慣力 (ビジネスライフ)

相手を変える習慣力 (ビジネスライフ)

 

 相手を変える習慣力は、「自分を変える習慣力」の第二弾。相手を変えようとしない、相手を変えるためには自分を変える(自己肯定力を高める)必要がある、自分を変えるためには習慣の力を使う、という構成。前著と併せて読むと理解が深まる気がする。上下関係は社会における役割であって、常にヨコの関係を意識する、というのは確かに大切だな、と思った。年齢を重ねる毎に、無意識的に上下関係をうまく使おうとしちゃうけど、その力を使おうとすればするほど、相手がそっぽを向くのは良く有る話だよね。繰り返し再読しつつ、実践して自分の身に付けたいな、と思う。

 

 

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

 

 

謎のアジア納豆は、ソマリランドの本を書いたノンフィクション作家の高野さんの本。ソマリランドの本が無類に面白かったので、この本も買ってみた。最後まで読んでも大きなオチらしいオチがないので、ある意味肩すかし的な感じの内容ではあるんだけど、最後まで読む手が止まらなかった。この本も無類に面白い。納豆は日本だけでは無くアジア各地に存在し、納豆はワラだけではなくて各種葉っぱでも出来ちゃう件とか、納豆の料理方法は日本は後進国であり、アジアでは料理法が多岐にわたるという事実だけでも知っていて損は無いし、読んでいて相当ワクワクする。

 

ともあれ、日本でも択一的な納豆だけでは無くていろんな種類の納豆を作って販売してもらいたいなと思うし、同時に納豆の各種料理方法も含めて広めてもられば相当面白い事になるなぁ、と思った。納豆好きな人には世界観が広まるのでお勧めしますが、オチを求める人にはちょっと食い足りない内容かな、とも思う。



という感じで7月も現在終わりに近づいてますが、本は2冊しか読めてないです。体調不良に加えて、ペルソナ4(2周目)が面白すぎて全然読書が進まない。ペルソナ4は120時間超えて遊んでいるんだよね。我ながらアホすぎる(笑)

 まぁ、たまにはこうしてゲームに専心するのも良いけど、そろそろ読書成分も高めた方がオイラのメンタルバランス的には良いのかな、とそんなことを考えた今日この頃でありました。

 

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

 

 

2016年5月に読んだ本をレビューする

5月に読んだ本は3冊。4月に引き続き体調不良継続と、たまった映像を中心に見ていたので、あまり本が読めませんでした。久しぶりにゲームにはまっているのも原因かも。まぁ、3冊なのでサクサクとレビューしますね。

 

 ・京大式おもろい勉強法

 ・自分を変える習慣力

 ・アルスラーン15巻(戦旗不倒)

 

京大式 おもろい勉強法 (朝日新書)

京大式 おもろい勉強法 (朝日新書)

 

 

京大式おもろい勉強法は、勉強法の本というよりは京大学長が自分が得た経験を共有するために書いた本という感じ。処世術、という方がタイトルに合っていると思うんだけど、この「京大式おもろい処世術」みたいなタイトルだと売れない気がする。ともあれ、書いてある内容は経験に裏付けされた非常に示唆に富んだ内容で面白い。自分としての軸の持ち方や、敵を作らない事の大切さや、人と共有する時間の長さが大切である等々。人間関係構築について明日から使える具体的な事が書いてあって非常に有用。勉強法を学びたい人には肩すかしな内容ですが、処世術を学びたい人はオススメです。

 

自分を変える習慣力 (ビジネスライフ)

自分を変える習慣力 (ビジネスライフ)

 

 

自分を変える習慣力は、習慣が人生を変える、的な本ですね。色んな本に書いてある習慣に関する知見と著者の経験をうまく整理・再構築した感じの内容。個人的に習慣本はいくつか読んでいるけど、良くまとまっているし、この内容を実践すれば自分を変えることができるな、と感じた。続巻も6月に読了したけど、どちらもほんと良くまとまってる。両方まとめてオススメできる内容。ただ広く浅く、という内容でもあるので、習慣についてもっと深掘りしたい人は類書を読んでみても良いと思う。まぁ、この本を読んで、実践を繰り返した方が身になるかも知れない。

 

 

戦旗不倒  アルスラーン戦記15 (カッパノベルス)

戦旗不倒 アルスラーン戦記15 (カッパノベルス)

 

 

アルスラーン15巻については、「アニメ化の影響もあって、ここ数巻と比較すると割と持ち直した内容。ただ、昔(第一部やら銀英伝)に比べるとだいぶレベルが落ちた作品になっちゃった」という感じ。端的に言うとキャラをあんまり大切にしてないし、話が迷走しているし、物語の深掘りがあまり出来てないし、言うなれば末期のグインサーガに良く似た感じで、巻数を重ねるけど物語の深淵に届いていかない、もどかしさがある。

 

こうなってしまったのは、刊行間隔が空きすぎたのが一番の原因かとは思う。まぁ、泣いても笑っても残り1巻。物語の最後をきちんと看取ることがファンとしてのつとめだと思ってます。うまく物語が着地してくれると良いな、とほんと思います。


という感じで5月は3冊でした。6月は今の所3冊読了。相変わらずのローペース。今は、久しぶりにゲーム(ペルソナ4)にはまってるので、これが終わるまでは本の消化スピードは落ちる感じかな。

 

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

 

 

2016年4月に読んだ本をレビューする

 

4月に読んだ本は4冊。体調不良なので本を読む体力が無く、映像を見るのを中心に過ごしたので、あまり本が読めませんでした。ただ、今月読んだ本は3月に引き続きどれも面白かったですね。4冊なので、全部きちんと感想を書こうと思います。

 

 ・美味礼賛

 ・1分間バフェット

 ・FSS設定資料集

 ・脳には妙なクセがある

 

 

美味礼讃 (文春文庫)

美味礼讃 (文春文庫)

 

 美味礼賛はこのところ読んだ中で図抜けて面白い小説。というか、小説仕立てのノンフィクションのような作品。日本にフランス料理店(しかも美味しい店)がこれだけたくさんある理由が書いてある本です。なぜフランス料理が多いのか?と疑問に思っている人は面白く読めると思うし、単に料理好きな人が読んでも楽しめると思う。ちなみに辻静雄さんの事が書いてある本。辻さんと聞いてピンと来る人、正解です。辻調理師専門学校を作った人の話ですね。

 

ただ、この本は分厚いし、第一章は多少冗長なんだけど、第二章からは読む手が止まらないくらいに面白い。夜中に読むと猛烈におなかが空いてくるくらいに、料理の描写が見事。あと、きら星のごとく出てくるスター料理人達に頭が軽くクラクラしてきます。ともあれ、単にフランス料理が好きな人にも諸手を挙げてお勧めします。

 

 1分間バフェットは、泣く子も黙る(?)有名投資家のウォーレン・バフェットの言葉をまとめ、見開き2ページで一つ一つ解説した本。株式投資を考えている人はバフェットの本は必読だとは思うんだけど、バフェットの考え方の入門編(もしくは確認本)としては非常に良い本だな、と思った。これ読むだけでバフェットの考え方がよく分かると思う。折に触れて読み直したいと思う本。もちろん、これは入門書なので、もっと詳しくバフェットの投資理論・哲学が知りたい人は、別な本を読むことをオススメします。

 

 

F.S.S. DESIGNS 5 LITTER.pict

F.S.S. DESIGNS 5 LITTER.pict

 

 これはファイブスター物語という漫画の設定資料集。この漫画は本編読むのも面白いけど、設定資料集も面白い。本編は単行本最新刊で笑っちゃうくらいの設定の再構築が行われている。ここまで設定を変えるのか、という驚きと呆れの両方があるのが正直な所。まぁ、設定資料集は自体は面白いので、今回の設定変更が容認できるファンは一読の価値はあると思う。

 

 

脳には妙なクセがある (扶桑社新書)

脳には妙なクセがある (扶桑社新書)

 

 脳には妙なクセがある、は脳科学者の池谷さんの本。この方の本は定期的に買って読んでいるんだけど、今回の本も非常に示唆に富んだ内容で面白い。事実よりもたとえ話の方が人に伝わりやすいとか、人間は過去に受けた経験によって作り出され、その反応で生活をしているため、良い経験を積めば積むほど良い反応(良い人生)が過ごせる、等々。無意識を鍛える事が良いという感じかな。脳に関する知見が多く、人生を楽しく生きるためのTIPSがふんだんに書いてあって面白い。

 

という感じで、どの本も非常に面白かったです。ちなみに、5月は3冊しか読めなかったので、こちらもサクサク紹介したいと思います。6月はもっとたくさん本を読みたいな。