2015年5月に読んだ10冊を今更レビュー
読んだ本の内容を毎月単位でレビューしたいと思っているんだけど、過去の分がなかなか対応出来ない。もう10月だというのに5~9月のレビューが出来てない体たらく。まぁ、あまりため込んでいると今年が終わってしまいそうなので、シンプルな形でレビューをしちゃおうと思う。
5月に読んだ10冊は以下の通り。面白い順に並べてみます。5月に読んだ本はいずれも面白かったので、どれもおすすめですが、上の三つは本当に読んで良かったと思わせる3冊でした。
・データの見えざる手
・藝人春秋
・正直
・太宰治の辞書
・小林カツ代のお料理入門
・精霊の守り人(再読)
・闇の守り人(再読)
・サッカーは「システム」では勝てない
・儲かる会社、つぶれる会社の法則
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
- 作者: 矢野和男
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2014/07/17
- メディア: 単行本
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データの見えざる手は、ウェアラブルデバイスを身につけることで、人の思わぬ習性が分かると同時に、どうやると自分(および周りの人)を上手く動かすことが出来るのか、が書いてある本。Apple Watchにこの本に書いてあるノウハウに即したアプリがあれば、ずいぶん自分の行動が変わるのになぁ、と思ったりした。ともあれ、2.3年以内に、自分を気持ちよく動かしてくれるウェアラブルデバイスが発売されるんだろうなぁ、と思う。これからの時代を生きるためには必読の本だなぁ、と思った。
藝人春秋は、水道橋博士による芸人に対するノンフィクション。水道橋博士の本は始めて読んだけど、この人は超絶に頭良いなぁ、という印象。記憶力、分析力、構成力が半端ないというか。目次眺めて、目次の芸人に興味があるなら買って損無し。非常に読み応えがある割に、あっという間に読み終わってしまった。
正直は松浦弥太郎さんの本。この人の本は5冊目くらいだけど、まぁ、色んな事を赤裸々にそして誠実に書いてあるな、と感心しきり。この人が身を切って得た体験を包み隠さず見せてくれるので、人生の指針として非常に参考になる。身の回りにメンターを求めるのも大切だけど、こういう本を読んで自分の行動を調整するのも必要だよな、思ったりした。
太宰治の辞書は、北村薫さんの「円紫師匠と私」シリーズ。発行も久しぶりなら、本の中の時代も移り変わっているという構成。ファンなら読んでも良いとは思うけど、学術書(太宰治分析)に近い内容なので、個人的には初期作品の方が好みだなぁ。小林カツ代さんは言わずと知れた料理研究家。なんとなく、読みたくなって購入。読んでいて料理がやりたくなる本。精霊と闇は、上橋菜穂子さんの守り人シリーズ。再読は始めてなんだけど、非常に楽しめた。この人の物語はストーリーがシンプルだけど、会話劇や文化描写がメイン、だと思っている。ストーリーは割と全部覚えていたけど、細かい展開はすっかり忘れていて非常に楽しめた。ファンタジー好きなら、守り人シリーズは読んで損無しだ、と改めて思うなど。
残り3冊は特に言及することもなく。まぁ、何にせよ来年は回る地方が増えそうな予感。これはこれで楽しみたい。
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昨日の酒ねこ:プレミアムモルツ→ グレンリベット12年×2
久しぶりにウィスキー飲んだ。リベットは非常に飲みやすいウィスキーでゆるゆる飲むには好きなお酒。アイラも良いけど、たまにはスペイサイドも良いなぁ、と思ったり。